毎月貰うお給料からは少額だけ、ボーナスの大部分を貯金すればOK、という考え方の人がいるらしい、本当か?私のようなリタイアを目指す人間からみると想像できない。
結論を先に書くが。このボーナスに頼った貯金や家計維持は全くお勧めできない。その理由を書いていく。
目次
賞与をゼロにしても法的にOK
基本給は労働基準法で支払わないといけないが、「賞与を支給しなければならない」という条文はない。法的義務はないのです。勤め先の就業規則で賞与の規定があっても、会社や上司の匙加減で、賞与の金額を操作することが可能ということです。
基本給のみで年収400万円と基本給300万円+賞与100万円で考えてみる。
まずは会社側から見ると、基本給年収400万円は確定した支出と考えることが出来るのに対して、 基本給300万円+賞与100万円は、賞与100万円は会社の業績を考えて支給しないという選択肢があります。逆に言うと労働者は賞与100万円が受け取れない可能性がある・・・ということです。
そもそもあなたの頑張りが最高評価受けようが、会社自体が儲かっていなければ賞与は貰えないという事態が発生します。賞与がゼロだと貯金が全くできないことになる。
逆に基本給を、例えば20%をカットすることは法律上制限がつき、安易な賃金カットはできません。
参考リンク: https://www.hiramatsu-go-law.com/roudou/solution/kyuyo_01.html
賞与をゼロにしたら次は・・・
今まで賞与が出ていた会社で賞与がゼロになったら、次は退職勧告、早期退職金積み増しでしょうね。それでも経済的に好転しないなら、次は基本給のカットが実行されるでしょう。
そうしたら賞与以外は貯金してこなかった人は、どうするのでしょうか?賞与ゼロで基本給まで減らされたら、今までの生活レベルを維持することはできませんから、使うお金を減らす必要があります。
住宅ローンの返済期間を延ばして月々の返済額を減らす、携帯キャリアとの契約をやめて格安SIMとか選択肢がありますけど、そんなことできますでしょうか?
基本給カットで済めばいいですけど、リストラされて路頭に迷う事になるかもしれません。会社はあなたの母ちゃんではありません。
お金が稼げなくなった労働者は要らないのです。少し前に45歳以上はリストラ候補になる記事が世間を騒がせたが、45歳以上になった自分がリストラされて無収入になる事態を想定しないのですか?
「偉そうな事を言っているお前は何なんだ?」とお叱りを受けるかもしれませんが。私は鼻から会社なんてものは信用してないし、中小企業の経営者なんかクズだと思ってますよ。
コイツラほど信用ができないものはないし、いつでも労働者の都合を考えずに嫌がらせをしてきますからね。それに備えて収入を複数持つことを考えてます。だから貯金と言う投資の挑戦権を貯めているのです。

記事が増えてきたので、
まとめておきました。
【1回目】リタイアする、働かなくて良い方法
【2回目】毎月の収入と費用を把握する。
【3回目】働いて収入を確保する
【4回目】貯金という単純作業
【5回目】貯金の重要性
【6回目】節約の重要性
【7回目】ポイント貧乏
【8回目】無職にならない方が良い
【9回目】ボーナスだけ貯金は破滅するよ
【10回目】収入源の増やす事を考える
【11回目】固定費を把握する
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