労働者の皆様
こんにちは。労働したくないですよね、会社に行きたくない。そんな現代奴隷の私が、3億円を横領して逮捕されたというニュースを耳にした。いやーーすごい、すごすぎる。そんなに横領するお金があるほど、儲かっている会社で羨ましい。横領された会社の情報を見てみると以下の通りです。
・平成元年に設立した
・横領した女は20年前に入社
・横領額が3億円
・従業員は40名程度
ということは、単純計算で年間平均1500万円を横領、20年で3億円を横領したと勝手に仮定して、その手口を現役経理が、頭を使ってどうやるのか?をか考えてみた。あくまでも考えてみた・・・です。私は人さまのお金を掠め取るほど、生活には困窮してない事を言っておきます。
目次
経理は1人でやる
一番大事な事です。私も現職では1人で経理を行っているが、年間1500万円の横領を行うなら、まずは、同僚がいない方がやりやすいです。だって、1500万円の横領をしているなんて、上司にチクられたら、悪事を続けることは困難なので、同僚をつぶします。まずは、監視の目をなくして、悪事を行う下準備が必要です。
この下準備をやらないと、長期間お金をくすねることは不可能です。今回逮捕された女も、後輩の経理の人を辞めさせているとニュースで知りましたね。やはり考えることは同じです。まずは、同僚による監視の目をなくすことが先決です。
今回の横領が発覚した理由も、社長の義理の娘が経理を手伝っていて発覚したそうです。数々の経理の同僚を潰してきた横領女も、社長の肉親相手をつぶすことはできなかったんでしょうね。経理は基本は1人に任せてはいけません。お金を直接扱う仕事である以上、不正がしやすい下地があります。
贈答用の商品券を買う
まずは、贈答用の商品を買いますね。交際用の商品券なので。手元にあると証明ができなければ、お客さんに上げたものとして、交際費で処理して損金経理(=会社の経費)として処理をします。そして隠し持った商品券を金券ショップに持っていき、換金をすると、商品券の額面の90%くらいの現金が手元にのこり、会社からはお金が消えます。購入した商品券を誰にあげたかはチェックしている会社は多くないのでないのではないでしょうか?
これと同じことができるのは、切手を大量に買ったり、印紙を買ったりすることですね。購入した切手・印紙も金券ショップに持っていくと換金ができます。横領の被害にあった神和商事という会社ですが、土木工事請負と書かれているので、工事を請け負う時に取引先から受け取る契約書には、おそらく印紙を貼っているとおもいます。この印紙ですが、請け負う工事の金額によりますが、工事が多数あると、購入する印紙の数・金額も大きくなりますので、それだけ、横領する下地があります。
飲食に使う
経理についたことがある人なら理解できますが、会社は、メインバンクとは別に、日々の細かい支出を行うために、経理は小口現金と言う、比較的少額決済を行うための現金を会社から預かったり、メインバンクとは別に、税金支払い等のために通帳を経理に預けています。
その小口から、飲食費を支出することで、少額なら横領ができる下地があると思います。ただ、経理が扱える現金の規模によりますが、毎月、何百万円も経理に預けているなんて会社は、少ないのではないでしょうか?ただ、横領の手口を調べていると、従業員から業務と無関係な領収書を集めていたと書かれています、40人から飲食代の領収書を集めてたら、かなりの金額になりますが・・・そんなことを私が言われたら、会社が脱税をしているのではないか?と考えてしまいます。
不明な支出に、領収書に割り当てて支出目的を偽装するのは、脱税する手口としては、よくあります。ただ、30年も続けている会社なら、税務調査が何度か経験をするはずですが、問題にならなかったのでしょうか?会社の顧問税理士は気が付かなったのか?という疑問がありますが、税理士は、お客から提出された領収書のチェックは全て正しいものとして処理をします。領収書の真偽は税務署の人間が調査時に判断をします。
コメント