こんにちは。
リェータです。
このブログを運営して5年以上が経つ、労働嫌いな人がメインの読者なのだが、それ以外にも経理職または、未経験から経理職に就きたい人も訪れているようです。
経理未経験の人を採用することになったら、どのような人を採用したいのか?の条件を書いていく。
私の現職は、総合商社の子会社で、中小企業のような総務人事経理全てを1人でやっているような会社ではなく、経理と総務人事は完全に分かれている企業で経理を採用する場合です。
今、振り返ると、プログラマーから経理に、よく異業種転職ができたなぁと感心する。
プレミアムな転職をサポート|管理部門特化型エージェントNo.1【MS-Japan】
目次
日商簿記の資格
未経験者が経理職の求人に応募するなら、これは必須です。なぜなら実務経験が無い人だと資格で、会計知識の有無を判断するしかないから。逆に、実務経験がある人なら簿記の資格は必須ではありません。
これが無いと、入社したとき経理部内での、チームメンバーと業務内容が理解できず、業務遂行の支障がでるからです。
法人税法、消費税法の知識も贅沢を言えば欲しいですが、今回は「未経験者を採用」ということなので、これは必須ではないです。
ITに強い
Excelとか
運用している会計システムから出力したCSV等をExcelに取り込み、経理メンバーで確認・利用しやすくる工夫が必要です。
そのためには、Excelに搭載されている関数を駆使するだけでは不十分なことを多く、その際、マクロを作成できる人が重宝されます。マクロって検索すれば簡単なものは作成できるんですけど、本格的なものは、プログラミング言語の学習経験がないと辛いですよね。
経理畑一筋の人で、マクロを作成できる人がとても少ないんですよね。逆に、私が20代前半のときにいた、IT業界の人間だとマクロを作成できる人は、たくさんいるんですよね。当たり前だが・・・
IT業界から脱出したい人で、経理職に就きたい人は、これまでの業務で作成したExcel VBAマクロを列挙し、どういう業務を効率化してきたかを記入すると強みなると思います。
10以上のマクロ作成経験が有れば、Excelの操作は問題ないと見做されますし、経理職して働き続けていれば経理業務の問題点が見えてきて、自動化できる余地が見えてくると思います。経理職の人は、マクロで「どこまでできるのか?」を把握している人は少ないので、そこがアピールできます。
プログラミング言語の学習経験がある人は、新たなプログラミング言語を覚えるのは容易ですよね。C言語の学習経験があればJavaやPHPはもちろん、MicrosoftのExcelに搭載されているVBAも覚えやすく調べやすいです。
例えば経理職の人は、おそらく以下の事は知らないです。
- 取引先コードという文字列から、数字で始まるコードをのみを抽出する方法
- 都道府県を表す数値を引数にして、特定の都道府県名の戻り値を返す関数を作成する方法
- 仕訳データを格納するための配列を用意し、ループ処理内で、動的な配列にし、最小限の配列数のみを確保する。
- 取引先マスタ(データ数が約10万行×30列)をエクセルシートに張り付けると、エクセルファイルの容量が爆増するので、マクロ起動時に取引先マスタのCSVファイルを読み込む処理にする。
などなど
色々書きましたが、私の実績だと、消費税申告書の還付明細を、仕訳データから取り込み、輸出免税、課税売上、商品仕入金額や取引日、取引先名、金額等の明細をボタン一つで作成するマクロを作成しました。
会計帳簿と消費税計算ソフトが連動しているシステムなら、こんなことは当たり前かもしれませんが、現職で使用している会計システムSAPと連動している消費税計算ソフトがないんですよね。
Windows操作を自動化する
これは現職で、経理業務を進めていて、「こんな技術を持った人がほしい」と思ったことです。
大きい企業ほど自動化された会計システムを利用しているのですけど、その会計システムが死ぬほど使いにくいというのがあります。仕訳入力も普通の会計ソフトのように使えず、入力すら苦労します。
仕訳入力間違いしたときも、その訂正仕訳を入力するのが面倒・時間がかかるということが日常茶飯事です。その際、会計ソフトの操作を自動化できれば「めっちゃ助かる」と思ったことがあります。
現職が非常に忙しく、このための勉強が取れないですよね。有名なものだと「UWSC」、「Autolt」、「UiPath」とかありますよね。UWSCは日本語ですが、作者が無くなりサポートが終了したという情報があります。Autoltは作者が英語圏の人なので、調べ物は英語で行う必要があります。
英語の強い
現職の総合商社のように海外に拠点が点在する会社では、英語ができる人が優先的に海外駐在する傾向があり、貴重な駐在経験を得て出世できるかもしれない。この経験は、駐在前後問わず転職するとき武器になります。
経理+英語ができると、応募できる経理の幅が広がるというのは、本当です。求職エージェントで公表されている求人を眺めていますが、年収が100万円、200万円高くなるような傾向があります。
駅前留学のNOVA まずは体験レッスン!
プレミアムな転職をサポート|管理部門特化型エージェントNo.1【MS-Japan】
若い人
年齢が若ければ若いほど才能を感じます。これは言うまでもないですね。若いと経験が有るは両立しない。そこを折り合いをつけないといけない。
コメント
初めて社会人と申します。
現在、病院の経理で3年と半年勤めている20代後半の男です。
書類を投げられたり、決算中に仕事を邪魔されたりといじめにあっているので、転職を考えています。
月次、年次決算の経験はあるのですが
一般事業会社でないため、
まずは会計事務所に転職して税金計算等を覚えた後に、一般事業会社に転職することが賢明でしょうか。
社会人さん
病院の経理がどういう物か分からないのですが。
立派な一般事業会社の経理の経験者だと思います。
会計事務所を経由しないで、
別の事業会社でも書類選考は通りそうな気がします。
勝手な想像ですが、
病院の経理だと消費税関連がややこしそうな気がします。
リェータさん
返信ありがとうございます。
現在の勤務先では税込方式を採用しており、仕訳に課税、非課税を入力するだけになります。
法人税、消費税は税理士さんにお任せになってますので、会計事務所を考えておりました。
最終面接がなかなか通らないことに加えて28になる年齢の焦りから、ご意見を参考にしたいと思いました。
回答していただき嬉しかったです。
社会人さん
こんにちは
これは完全な主観ですが、
会計キャリアをスタートさせるために入所するのはありかと思いますが、
社会人さんは実務経験を持っているので会計事務所はお勧めしません。
理由は。将来、税理士として独立するなら入所はありですが、
熱意を持っていても、遅かれ、早かれ、
タダ働き・同棲代と比べてたときの薄給っぷりに嫌気が差します。
20代後半になると夢を追うより現実が見えてくる頃です。
ある程度の会社だと税務申告書作成は内製化しているので、
その会社に入社ができれば実務経験が積めます。(激務ですが・・・)
リェータさん
返信ありがとうございます。
詳しく教えていただき、本当に助かります。
無能は自覚している故、解雇やいじめで退社せざるをえない場合の保険として、税理士資格は考えていたので夢を見てるのでしょう。
転職エージェントに病院と一般事業
会社の業務に乖離があることや
30代で資金繰りや予算管理ができないと仕事がないことを伝えられ
会計事務所を勧められていました。
今一度、転職先を考え直そうと思います。
20代後半という大事な時期です。
私も今後、自分がどうやって生き残っていくのか?をいつも考えてます。
仕事内容が良くても社風があまりにも合わないとか色々あります。
一番いいのは、自力でお金を稼げることなんですけどね。。。
これが一番難しいです。
返信ありがとうございます。
社風は大切ですよね。
勤め先は、新卒研修が無いので
2ヶ月目から月次決算を行わなければ
ならなかったので、死にそうでした。
応援しております生き残りましょう。