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下流老人の問題とは

前回の記事を読んでていない方はこちら
からどうぞ。

「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」で触れている下流老人とは、
健康で文化的な最低限度の生活ができないことを書きましたが、
この老人の問題点は何だろうか。

目次

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下流老人の特徴

この下流老人の特徴、収入がない、貯蓄がない、頼れる人がないと、
この本には書かれていますが、
これはあらゆる公的な生活のサポートを失った状態です。

アーリーリタイアされた人も無関係ではない

親の遺産さんとか大金があれば大丈夫なのですが、そうではない人が大半です。
これが引き起こす問題点を書いてきます。

おそらくアーリーリタイアをされている方で、投資収入を得ている人で、
株が紙切れになったり、スワップポイントが暴落した場合に、
生活に困窮した場合、周囲にどう影響が出るのかが想像できると思います。

親と子供が共倒れ

身内の誰か、たとえば両親が退職して、
重病を患うようなことになった場合

、医療費がひっ迫して生活に困っている両親を見た場合、
多くの子供たちは援助したいと思います。
でも、援助したくても子供の家計に余裕がないとできません。

親が60歳過ぎ、子供は30歳過ぎ

私のように30代の親の歳は60歳以上であることが多いです。
40代以上の人の親は70歳以上です。

「平成25年分民間給与実態調査」の「年齢階層別の平均給与」を見ると、
40歳~44歳の男性の給与所得者の平均給与は568万円です。
手取りはもっと少なくなります。

総務省が発表している「2014年の家計調査」世帯主が
40~44歳の1か月の支出は、約41万円で、年間492万円支出です。

568万円の手取りはおそらく400万円前半なので、
これだと、貯金はできずにお金が減るという計算になります。
節約している家庭などがあるので、誤差があると思いますが、

子育てをしている40~44歳の世帯主の家庭は、
他人を援助している余裕は無いと思います。

子育てしている子供の世帯が両親を援助できるか?

そこから残ったお金を年老いた両親に仕送りはできないです。
確かに私の両親も貯金があまりできないと嘆いていました。ということは、

もしさらに、年老いた両親を扶養することは、
平均的な家庭では、子供世帯に相当な負担が圧し掛かります。

子供が非正規の仕事やアルバイトしか
仕事をしていないなら子供が両親を扶養するのは無理です。

高齢者は邪魔者扱いされる

高齢者の為に若者の生活が崩壊するようなことになれば、
邪魔者扱いされる世の中になります。
年寄りは荷物扱いにされる社会が来るかもしれません。

お年寄りの功績

高齢者は今まで社会を支えてきたり、
今日の日本を作ってきたので、本来は尊敬される存在でしょう。

ですけど、若者の生活を崩壊させた張本人として
糾弾されるようなことになってしまいます。

そうなると命の価値が軽んじられたりします。
私もいつかは老人になるにも関わらず、
同じような境遇になるかもしれません。
非常に危険です。

若者世代の消費低迷

今の困窮した老人世代を見て、将来の自分が想像できない、
あるいは夢を持てないなら消費を抑えて貯蓄に励む若者を出てきます。

未来の生活の為に備えることを考えます。
私も現にそうだからです。
なので、不労所得を築こうとやっきになります。

若者はお金を使わない

恋愛、結婚、子育て、学校教育などたくさん消費をする
若者の消費意欲が減衰しているので、景気が回復せず、
経済が上向かない。さらに消費を低迷させる愚策を
連発する政府を見ていれば誰も消費しなくなるでしょう。

お金がかかる子育て、結婚もしなければ、少子化に歯止めがかかりません。
こういう現実を想像すると、なおさら浪費はできないですね。
将来お金に困らない老人になろうと頑張ります。

少子化を加速する

この不景気の世の中だと結婚して、
子供を作ることはリスクであるという考え方をする人が出てきました。

私のことなんですけどね。
子供を一人育てるのに教育費は高騰しています。
一説によると1000万~2500万かかると言われています。
確かに、今までの自分を思い返してみると、
そのくらいの大金を親が使っていたんですね。

冷静に計算すると、私の両親は私に
莫大な金額を投資していたんですね。

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