労働者の皆様
こんにちは。労働嫌い代表のリェータです。これまでに築いてきた経歴に自信が無い方、より高い給料を得るために転職する為、大企業に入社したい人もいるかと思いますが、その際、自分の経歴が足らずに、大企業へ応募するために経歴を盛る人がいるかもしれません。
だって、たくさんのお金が欲しいからね。世の中の大部分はお金があれば問題は解決します。世の中綺麗事ばかりではないんですよね。
今回、私が書く記事は経歴詐称はバレルのか?について、中小企業で総務・経理・人事を5年やっていた私からの視点で書いていきます。
結論から言うと、求職者が自ら経歴を話さない、求職者の知り合いが応募先企業内にいないなら、前職調査されない限り判明しないと思います。
目次
前職の情報が書かれている書類
まずは、前職の情報が載っているのは、前職 の「 源泉徴収票 」ですね。源泉徴収票には、「 前職の退職日 」が書かれていますから、その退職日と履歴書の情報を照らし合わせれば分かります。新しい職場に入社する際に、経理の人から、「前職の源泉徴収票を下さい」と言われるかと思います。
なぜ、この書類を新しい職場で必要なのかというと、12月から翌年1月にかけて、プチ確定申告に当たる年末調整という作業を、勤め先の給料担当者がする必要があるからです。
この年末調整という作業で、現職の給与収入、前職の給与収入を合算し、社会保険料控除等の所得控除情報を、給与計算担当者が把握して年末調整(所得税の年税額を確定)をします。
その際、「前職の給与情報」がないと正しい年末調整ができないので、12月から1月にかけての年末調整を正しく行うために、転職した直後の勤務先から「 前職の源泉徴収票 を下さい」と言われるのです。
退職日を知られたくないなら、源泉徴収票を出さないという手もありますが、今度はあなたを雇用保険に加入させるために、「雇用保険被保険者資格喪失確認通知書(被保険者通知用)」を出す必要があります。
その書類には、あなたの「 離職年月日 」が書かれているので、この年月日とあなたの履歴書の職歴を照合すれば分かります。
ただ、会社の人が知りたいのはあなたを雇用保険に加入されるために必要な「 雇用保険被保険者番号 」なので、この番号だけを伝えればOKという場合が多いです。だって会社側は、この番号が知りたいだけですからね。ほかの情報は要らないです。
源泉徴収票は同一年度に限る
この記事を書いているのは平成30年度なので会社の経理が欲しがるのは、平成30年度の源泉徴収票です。去年の源泉徴収票はいりません。平成29年度の源泉徴収票が出てきても、「自分で確定申告をしてください」と言われるだけです。申告した結果、税金を払いすぎていれば還付されるし、過少申告をしていれば徴税されるだけです。
ということは、働いている前年の源泉徴収票は要らないため、前職の「 離職日 」の情報は会社にわたることは無いのです。なので新しい職場に就職した時、退職日が就職した日の1年超の場合は、前職の源泉徴収票は不要です。
年金手帳の情報
もう一つは年金手帳の中身と、履歴書の情報を照らしてばれる可能性があります。年金手帳に加入履歴(=厚生年金の加入記録=入社した記録)が書いてある人がいます。ただ書いていない人もあります。会社でこの年金手帳が欲しい理由は社会保険番号を知りたいからです。
この番号情報で、あなたを厚生年金に加入させます。厚生年金の加入記録が書かれている手帳を持っていて、会社に加入記録を知られたくないなら、年金手帳を再発行してもらう必要がありますね。その際、厚生年金の加入履歴を一切手帳に書かないように、年金手帳の発行元である年金事務所?に言いましょう。
この記事を加筆している2022年9月時点だと、社会保険の加入は、マイナンバーの職場もあるかもしれませんね。それだと年金手帳は不要でマイナンバーを伝えればOKだと思います。
前職調査をするか
私が務めているような小さな会社では前職調査はしません。なぜならお金と時間がもったいないからです。そんなお金を払うくらいなら、私の給料を上げてほしいくらいです。一円にもならない仕事はしたくありません。前職調査をすると、職歴詐称はバレるかもしれません。
あとは、新しく入社した会社の同僚と世間話をするときに、余計なことをいわないように気を付けてください。書類上はバレなくても、本人の脇が甘くてバレることがあります。私は職歴詐称をしている人にこれまで遭遇したことはありません。
学歴、資格の詐称は辞めた方がいい
入社してから、簿記や大卒資格は人事から証明書を提出することが求められます。これらを詐称すると取り返しがつかないので絶対にやめましょう。医者や薬剤師のように、この資格が無いと仕事にならないものは絶対にやめましょう。
経歴詐称について
私がこれについて、どう思うのか?ですが、人がお金を得るのに必要な嘘だと思いますよ。という会社側も嘘を求人に載せている時点で、目くそ鼻くそだと思う。
- アットホームな職場です。→ 同族企業です。
- 月の残業時間は20Hです。→ 実は80Hです。
- 給料が高め → 固定残業代20H相当の手当含。
- 正社員登用有り→100人採用して1人実績しかない
などなど
現職の仕事がうまくいっていて問題がなければ、どうでも良いと考えています。個人的には・・・
こういう事を話題に上がる時点で、サラリーマンと言うのは、お金を得るためには何でもしないといけないんだな。金に支配された現代奴隷と変わらないんだな。
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