労働者の皆様
こんにちは。1日8時間労働、週40時間労働がつらすぎる、2日1日休みにしたいと思っているリェータです。この記事を初めて書いている2020年12月1日現在、もう2020年も終わろうとしています。
サラリーマンなら年末調整の書類を渡されたり、個人事業主なら年末の向けて所得税・消費税の節税対策を考えているかと思います。今年はマスクやPS5の転売が騒がれいたが、この転売屋に国税庁が目を光らせているようです。
ネットオークションを利用して誰もが手軽に利益を得られるようになるなか、国税庁は購入価格より高額の転売で稼ぎ、「転売ヤー」と呼ばれる個人などの申告状況も調べた。
調査した1877件のうち約9割に当たる1680件で申告漏れなどがあり、追徴税額は65億円と18事務年度比で約12%増えた。こちらもネット取引に関する追徴税額を公表し始めた15事務年度以降で最高額だった。
名古屋国税局は、ゲーム機やゲームソフトをパソコンのプログラムを使って大量に仕入れ、複数のネットオークションサイトで転売していた男性を調査。約4300万円の申告漏れを指摘し、消費税なども含めて約1400万円を追徴課税している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66717170X21C20A1CR8000/
目次
無申告は良くないよ
この手の転売屋だが、たくさん稼ぐのはいいけど、税務申告はしているのか?と気になるところ。
税務申告をしたとしても、税務署は明らかな文言間違いがなければ、確定申告書は受理はしてくれますけど、数年たったら税務署から、提出した確定申告書が正しいか確認したいです(=税務調査)と納税者に連絡をしてきます。
税務署から連絡が来る
転売を初めて数年が立ち、税務署から税務調査をしたいので、**さんの予定は?と連絡がきます。その時になってから、帳簿やら領収書を揃えるのはつらいです。
税理士に頼みますか?対応はしてくれると思いますけど、領収書がないと、支出が証明できないので、税務署は経費として認めない(否認)とか普通にあります。通帳のように、口座に明確に記載されているのであれば、税理士も抗弁できますけど、申告をしない、領収書を保存しておかないと追徴は免れないです。
指摘されそうなこと
数年放置して無申告転売屋の場合だと、棚卸在庫を言われますね。仕入れた商品は、外部に売るか、廃棄したときに初めて経費になります。仕入れた商品と、それを販売した売上を対応させる必要があるのです。
ということは、販売してない商品は経費にならず、棚卸資産として帳簿にのります。
さらに、アルバイトを雇っているなら給料の源泉税の徴収漏れを指摘されるかもしれません。10万円払っていたら3600円を徴収して、税務署に納付しないといけません。
消費税の課税事業者なら、消費税の漏れも指摘されます。そこらの商品を仕入れた時、通常は消費税がかかりますけど、商品を仕入れると消費税はかかりません。
所得税+消費税の追徴が指摘されて、確定申告をしてから、法人住民税+法人事業税、住民税+健康保険料(税)が重ねてきます。それらに延滞金、無申告加算税、売上隠しとかなら、重加算税も付きます。
最悪、稼いだお金の半分くらいは吹き飛ぶかもしれませんね。
通常3年分まとめて調査する
納税者が申告のたびに税務署職員が確認をしていたら手間、非効率だから、過去3年分をまとめて調査します。悪質な場合だと5年分、7年分もありますね。
別に税務署があなたの申告内容を認めたわけではないですよ。怪しい申告書でも一旦受け取り、あなたを意図的に、長期間泳がせているんですよ。ちなみに延滞金はサラ金並みに高いのです。
今回は転売屋のケースですけど、ウーバーイーツの宅配も狙われますよね。これも専業の方なら収入が大きくなります。これも3年分をまとめて調査されます。
私は国家権力に逆らうようなことをお勧めしませんよ。
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