「奴隷のしつけ方」という本を読んでいる。古代ローマ時代の自由人と奴隷のやりとりを記した。フィクションの本である。
この本を見て、奴隷たちの扱い方の読んでいると、現代の社長とサラリーマンとの関係とあまり変わらないことに気が付く。
目次
経営者の本みたいなことが書いてある
さんざん苦労したのに怠けていた奴隷と同じ食事しかもらえないとしたら、どんな奴隷でもやる気をなくす。奴隷一人ひとりに長期目標をもたせることも重要である。
あなたにその意思があるなら、一生懸命働けばいずれ自由になれるという希望を持たせてやるのもいい。長年の労働に開放という報酬で報いることは理にかなっているし。
やる気を出せてる手段としても効果がある。目標が達成可能なものだと思えれば、奴隷にそれに向かって邁進する。子供を持たせるのもいい方法だ。
懸命に働けば家族が持てるというのは喜びであり、いい刺激になる。逆に期待を裏切ったら、罰として子供を別の主人に売ってしまうこともできる。
奴隷のしつけ方 第2章 奴隷の活用法
一部を抜粋したが、よく働く奴隷にはたくさんの食べ物を与え報いてあげる。会社で例えるならたくさんの給料でしょうが、日本の会社だとたくさん頑張ると、仕事がたくさん降ってくるので、ある意味、本の奴隷よりも悲惨ですね。
奴隷の長期目標=会社の個人目標
奴隷一人ひとりに長期目標を持たせるというのは、現代の会社だと個人目標にあたるものでしょう。年に一回、上司と面談して目標を決めましたがけど、極力低い目標が望ましいです。
目標を高くしてもあなたにメリットがありません。そんなことより、自分をもうけさせることに全力を注ぎましょう。第一、その目標を達成してあなたは得をしますか?昇給するといっても、月に5万、10万増えるわけではありません。現状維持で最低限の仕事でお給料が貰えるようにしましょう。
逃げない奴隷は信用される
「子供を持たせるのはいい方法だ。懸命に働けば家族が持てる・・・」という文言は、今も人によっては「家族は人質」と言う人がいますが、これも当たっているでしょう。家族持ちの社員や、マイホームで莫大な借金を背負わされた現代のお父さん達は、簡単に会社をやめたりできないことを、上司は足元を見てきます。そして、家族を養うお金を稼ぐために労働に没頭します。そして自由の身から離れていく・・・私5,6歳のとき、父親から遊んでもらった記憶があまりないですが、こういうことだってんでしょうね。
私を育てるためにお父さんは血眼になってくれたのです。本当に感謝しないといけない。
この本をみて、今のサラリーマンは奴隷同然だ!と考える人や、奴隷よりマシな生活をさせろ!と考えるのか、あなたはどちらでしょうか。どっちみち、やっぱり労働者であってはいけないと、よく思います。
早く、アーリーリタイアをしなきゃいけない。
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コメント
この記事はおもしろい。
頷きながら読みました。