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黒人奴隷に否定されるサラリーマン(賃金奴隷)

こんにちは。


リェータです。最近、英語力保持のため読書をすることが多い、カフェに籠って興味がある本を読んでいている。だいぶ前にAmazonで「 Narrative of Frederic Doglass」という黒人奴隷(フレデリック・ダグラス)の自叙伝を購入した。要約すると、黒人奴隷の境遇、奴隷から解放されて自由になる過程の話を記した本です。1000円くらいで購入ができます。

目次

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奴隷は動産

固定資産の反対、動産(chattel)ですね。この奴隷を市場から購入し、自身のビジネスに活用する白人、奴隷所有者の支配下で、黒人奴隷の人生はどう送るのか?ということが書かれている。現代に例えると、犬カフェ、猫カフェで買われている動物たちが一番近いかもしれない、自分のビジネスの為に生き物を購入する、200年くらい前は、それが人間だったのです。


動物は人間に反乱を起こすことは無いが、奴隷として買われた人(奴隷)は違う。最初は、本を読むことも許されなかった黒人奴隷だが、文字を学び、読書をして、そのことに対しての感動の話もある。そして人間だから動物とは異なり、感情と言うものがある。ある日、酷い扱いを受けたことで主人の白人に反抗してしまう。


このフレデリック・ダグラスという人は、お母さんは人生に数回しかあったことが無く、父親を見たことも無い、私のような現代日本人の人生と比べたら、色々と訳アリの人生です。紆余曲折があり自由の身となったが・・・・

黒人奴隷の生活スタイルはサラリーマンと似ている

黒人奴隷も企業の異動のように、違う奴隷主の牧場に行き作業をする、今で言うと、別会社に出向をして作業していた。奴隷主の言う事を聞かないと鞭(懲戒)で叩かれます。色々な奴隷主に引き渡される中で、ダグラスさんは奴隷主に交渉して、個人事業主のような身分になりまます。この描写を見ていて、奴隷を管理するのが、白人から、他の奴隷に移っただけじゃないかと思いましたが・・


個人事業主になった、ダグラスさんは毎週決まったお金を奴隷主に渡さないといけないことが条件になり、他の奴隷との契約が可能になりました。個人事業主として、はじめは順調に行っていたのだが、奴隷主である白人に対する収集したお金の支払いにトラブルがあり、奴隷主との関係は拗れました。要は、決まった日に金を支払わなかったからトラブルになったという現代社会でもあることです。なんか、2024年の今と、大差が無いような・・・

サラリーマンの方がマシ?

違いがあるとすれば、日本なら会社の健康保険があります。病院で提示すると治療費が7割引きになる、あの券です。高額になっても高額療養費制度があるので上限もあります。さらに病気で有給がなくなっても、傷病手当金と言うものが標準報酬月額の2/3の程、受給できるので働けなくなっても、即座に無収入になりません。


さらに奥さんを国民年金の第3号被保険者に加入されることができ、年金保険料を払ってなくても労働に年金を受給することができます。さらに、精神がやんだり、重大な怪我をしても。障碍者年金も受給することができます。奴隷が老後に年金受給はできないでしょうし、健康保険証を持って通院はできないです。

賃金奴隷は奴隷制度より若干マシなだけで、それも倒すべき

フレデリック・ダグラスさんは奴隷から解放され、自由な身となったが、後日、以下のように発言してしている。

It is a great mistake for any class of laborers to isolate itself and thus weaken the bond of brotherhood between those on whom the burden and hardships of labor fall. The fortunate ones of the earta, who are abundant in land and money and know nothing of the anxious care and pinching poverty of the laboring classes, may be indifferent to the appeal for justice at this point, but the laboring classes can not afford to be indifferent. What labor everywhere wants, what it ought to have and will some day demand and receive, is an honest day’s pay for an honest day’s work. As the laborer becomes more intelligent he will develop what capital already possesses–that is the power to organize and combine for its own protection. Experience demonstrates that there may be a wages of slavery only a little less galling and crushing in its effects than chattel slavery, and that this slavery of wages must go down with the other.


Address of Hon. Fred. Douglass, delivered before the National Convention of Colored Men, at Louisville, Ky., September 24, 1883

https://omeka.coloredconventions.org/items/show/554

本を読んで、この元黒人奴隷が奴隷から解放された。解放後に、企業に雇われて労働をしている人を見かけることになった。当然、企業に雇われているのだから、現代サラリーマンのように奴隷ではない。


だが、ダグラスさんは、彼ら(サラリーマン)を指して「賃金奴隷」と発言している。要は、賃金のために労働しないと生活できない、生きていけない人も、奴隷制度よりは少しマシな賃金奴隷になっているだけで、奴隷制度と一緒に倒さないといけないと言ってる。


黒人奴隷から見てもサラリーマンは奴隷なんだな。やっぱ、「会社での出世には興味ない」は正解なんだな、だって出世したって、週休2日が週休4日なるわけでもなく、1日の労働時間が6時間になるわけでもない。労働を続けることには、変わりないんだからね。

老後の楽しみなんて本当に思い描いているほど楽しかないよ、って言いたいよ。お金を子どものために使うとか、老後のために、二人のために使うとかっていって残すのもいいのかもしれませんけど、それよりも若いうちにやれることがあったら、やったほうがいい。

だって、海外なんて体が言うこと聞くうちに行かないと。今、僕に海外行けったって行けないもん。歩くのもきついしさ。ワインのおいしいとこ行ったって、自由に飲めないわけじゃない。

小倉智昭

https://news.yahoo.co.jp/articles/a0c7e5d285c1c8af7afbb96291fe36a40517a2a6


私のような賃金奴隷は、早く会社を辞めないといけない。毎日、平日週5日、起きたくもないのに朝起きて、朝目食べて、通勤して、オフィスに就いて労働なんてしたくない。毎日、面倒なんだよ。実質、貧乏で生まれたら労働が強制されているんだよ。

コメント

  1. 日本の場合紙ぺら一枚でいつでも会社をやめれて、個人事業主になれると言う破格の扱いなのに皆ならないということは奴隷の方が好きだということではないか?

    • みんなと同じこと(サラリーマン)にやらないと日本人は不安になるんでしょう。

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