労働者の皆様。
こんにちは。昔は働くお兄さん、お姉さんに憧れがあったリェータです。今は一秒でも働きたくない私です。今回は、私が学生の時に、ゲーム会社でアルバイトをしていたときの話を書きます。私は高校卒業後、プログラミングの専門学校に通っていました。そこでプログラミングの基礎から学び、ゲームを作成できるまで勉強し、その勉強して習得した知識をベースにして作品(ゲーム)を作っていました。そして完成した作品をゲーム会社に提出して、バイトして採用され働き始めました。
その中小ゲーム会社での経験談と特徴を書いていきます。
目次
勤務初日に寝袋支給
勤務初日、先輩社員と一緒に会社のオフィス内を案内してもらった、備品の場所や社内ルールの説明を受けた後、ロッカーに行った。先輩社員からロッカーの場所を教えてもらい、ロッカーからある物を取り出した。先輩は私に寝袋を手渡した。ゲーム会社での勤務初日に渡されたのである。いまにして考え見れば、徹夜して会社に泊まり込んで行けという事なんでしょう。二十歳だった無垢な私はこの寝袋は仕事が忙しい時に使うものだと軽く考え見ました。
勤務初日に辞める社員の話
先輩から寝袋を受け取り自分の席の机の下に置いた後、ゲームの開発で使うソフトウェアの説明を受けた。そしてゲーム開発で使うツール、ソフトウェアの説明書を読み解きながらパソコンの画面と睨めっこをしていた。その際、隣の机のシマ?から先輩達の話が聞こえてきた。内容はと言うと、1年近く働いてた先輩が今月末で辞める話が出てきた。
昼休みに、その社員の方と話すチャンスがあったので、なぜ辞めるのか聞いてみたところ、残業、休日出勤が多いのに残業代が出なくてバカバカしい、プライベートも無いぐらい仕事に拘束されているのに給料も高くないから辞めると聞かされた。
勤務初日からそんなことを聞かされる会社に入社して、のっけから洗脳が覚めてしまいましたね。直感で「この会社終わってる」と本気で思いました。ただ、せっかく入社した会社なのだから、もったないないと思い勤務をし続けることにしました。この決断の誤りが、我慢を重ねることになり、結果的に、それが原因で労働嫌いになってしまったのかもしれません。
勤務初日の昼休みが終わり、初日はゲーム開発でツールの使い方を学んでましたね。それと同時に、頭の片隅に先輩の発言がありました。
定時は夕方6時だが
一応午前9時から夕方の6時までが終業時間だが勤務初日以外は帰れませんでしたね。毎日夜10時まで強制労働、残業代もでないのアホくさい。会社への拘束時間が膨大でイライラしてきましたね。土日を休んでも、月曜日には、また長時間労働で酷使させることを考えると精神が落ち着きませんでした。
残業時間が増えると体に異変も出てきます。まずは、仕事で疲れた体から、疲れが取れないので、疲労感が半端ないです。息抜きもできないのでストレスが溜まって、私は皮膚がやられましたね。親からは笑顔が消えたと言われたことを今でも覚えています。カイジの地下での労働よりも拘束時間が長いです。さすがに、月給は91,000ペリカ以上は貰ってましたが・・・、働いた分だけお給料を貰うことできず。
やりがい搾取
典型的なやりがい搾取の職場でしたね。残業代払わないし、20代前半の社員ばかりしかいませんでした。30代の社員もいない離職率が高い職場です。
ゲームが好きじゃないとこの仕事はできない
この言葉は、その中小ゲーム会社の社長に言われた言葉だが、そういう問題ないじゃないだろう。払うものを払わない丼勘定で会社を運えしてきたのでしょうね。お前はクライアントから「ゲームが好きじゃないと、お宅にゲーム制作の仕事は任せられない、だから発注金額は安くても、若しくは、払われなくても仕事をするべき」と言われてたら、そんな仕事を受けないだろう?
お金を貰えないなら働く意味はないし、それ以前に、生きていくためにしょうがなく働く人が多数なんだよね。現実が見れていない、60歳くらいの社長です。ろくでもない奴が世の中にいるんですよね。子供やゲームをプレイしている人に娯楽を与えてる仕事をしている人が、身近な社員に娯楽を与えないほど酷使する。文化的な生活が全然できないある意味、囚人未満の生活です。
職場にカップ麺がある。夕食補助あり
書いてある通りなんですけど、カップ麺が職場に完備されていて、夜も残って働くことが前提となっている福利厚生です。それ以外にも夕食の弁当代も会社から支給されています。おかしいよね?
従業員をタダ働きさせないと物が作れないなんて、採算が合っていないですし、経営が失敗しています。もっと分かりやすく言うと、資金繰りがまずくて、月末に1000万円のお金がたりないからって、そこらへんに歩いている人にを襲って資金を調達するようなものです。
残業代?そんなの出ないよ
囚人だって作業報奨金を貰えるよ。この会社の従業員は囚人未満だと言っても良いとも思います。だって、働いてもお金貰えないし、1日8時間以上働いて、休日出勤もあるしね。囚人は、始業時間、終業時間厳守、残業は基本的無し、土日祝日、盆、正月は刑務作業は基本的に免除です。
時間給のアルバイトのはずなのに、1日15時間も人を拘束しておいてバイト代を満額支給しないふざけた会社です。あまりにムカつくので会社名を晒したいくらいです。本当に誠意がない会社です。
野球選手の福留選手の言葉ですけど「誠意とは言葉ではなく金額」という言葉がありましたけど、その通りです。誠意がない会社では働きたくありません。カイジの利根川幸雄じゃないですけど、お金は命より重い、命を削りながらお金を稼いでいるのだからお金が貰えない仕事はしたくありません。給料が貰えない仕事は刑務所の刑務作業だけです。
若者や学生さんへ
自分がやりたいことを夢にして、仕事を探すことは良いことだと思いますが、夢を抱くのと、実際に仕事をするのは全くの別物です。
嫌いな上司もいますし、二十歳の時の私のように夢を食い物にしてくる最悪な経営者もいます。就職活動をするうえで、職場見学ができるならしてみてください。職場見学をしたときに、20代前半の人しかいない職場には、絶対就職をしていけません。30代、40代の従業員がいない会社と言うのは長く働くことができない事を意味します。長くはたれけないとまとまったお金を用意することはできまんし、お金が貯められない弱点を会社が察知して、色々な嫌がらせをしてくるかもしれません。
何度も言いますが、20代前半の従業員が大部分を占める職場なら、そこで働くことは全く勧めません、というか逃げて下さい。夢を追うよりも、その仕事で働いて給料を得られるかに優先順位を置いてください。あなたの親だって、あなたの幸せを願っていますし、しっかり働いて自立してくれることを願っているはずです。夢を追って体を壊して、働けなくなった意味がありません。
ご両親が望むことは、まずはあなたが健康的に長期間働くことができ、自立することが一番だと思います。20歳過ぎて、体を壊して働けなくなって実家にずっと居て、親の経済的な負担になればなるほど、親の老後の資金が減っていきます。夢を追うのは構いませんが、誰かの負担、ご両親の負担になることは避けなければいけないと思っています。
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