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下流老人という本を読んだ。

下流老人というのは、

生活保護基準相当で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者

下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 P.22

と定義している。
国が定める健康で文化的な最低限度の生活
送ることが困難な高齢者である。

目次

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30代には遠い未来だが

30代の私にはまだ遠い未来の話だが、
会社をやめて低収入になることは確実なので、
この本を図書館で借りてきて読んだ。

下流老人は何をもってして、
下流で健康で文化的な生活が送るのが困難になるのか、
この本に書いてあったのは3つの指標です。

収入が少ない

健康で文化的な最低限度の生活というのは、どのくらいなのか、
最近、議論が出てくるようになった生活保護があります。
この生活保護は生活に困った人を助ける救民制度です。

この制度で貰えるお金が、健康で文化的な最低限度
生活をするための収入と言っていいと思います。

東京都の生活保護は・・・

生活保護には生活扶助費と住宅扶助費があり、
東京だと月額13万円くらいです。年収換算で150万ぐらいです。

国民年金保険料を40年間払っただけだと、月額7万円が65歳からもらえます。
ということは、この国民年金だけだと、文化的な生活ができないという事ですよね。


ふとふと、気が付いたのだが、月10万円未満の生活費で暮らしている
私は、国が定める、健康で文化的な最低限度の生活もしていなことになる。

私の生活っていったい・・・・

十分な貯蓄がない

収入がないなら、これまでの蓄えに頼らなければならない。
この本の筆者、藤田孝典さんが運営するNGOに相談に来られる人の貯蓄額を聞くと、
50万程度しかない人や、すでに貯金を使い果たしたという、
切迫した状況であることが多いそうです。

貯金がないと、病気や介護など急な出費に対応できません。
これらが起こると生活が破綻してしまいます。

私はまだ30代なので、心配はしたことがないのですが、
脳梗塞やガンを患い入院したりして、生活が破綻した人がいます。

頼れる人間がいない

下流老人の特徴で、困った時に頼れる人がいないそうです。
どんな雑誌だったか覚えてないですが、家族に囲まれて、
息子、娘、孫たちと同居して、お互いに支え合うような理想な?

家族でしょうか。あとは、近所づきあいとか友達がいるとかです。
下流老人には、豊かな人間関係を築いている高齢者がすくないです。
この本では「関係性の貧困」という状態で、孤立している人の姿が見えています。

関係性の孤立とは

1人で何もすることがなく、部屋でテレビを見ていたり、
誰とも会話がないことがあり、コンビニの店員とのやり取り以外、
誰とも話すことがない人も多いです。

この誰ともかかわりを持たないことは、相談する相手がいないので、
生活に困っても誰にも助けを求めることができなくて、
問題が重大化してから発見されることが多いです。

この本が挙げている実例だと、
ゴミ屋敷で認知症のおばあちゃんを役所の人が保護したそうなのですが、
周囲の人はおばあちゃんが認知症であることを知らなかったそうです。

収入、貯蓄、周囲との関係性が少ない人が、下流老人に多いです。
アーリーリタイアをされる方は、これに気を付けて周囲と関係を
持つようにしましょう。お金と自由はあの世に持っていけません。

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